交通量の多い国道4号線、草加バイパスに面し、来庁車両の多い署である為、複雑な機能をもつ庁舎の動線計画を充分検討して、コンパクトな配置計画を行いました。その為、平面は八方位に対する防御をイメージさせる、星型の八角形5階建1棟としました。 又、いろいろな方向から望まれるこの庁舎は、全方向に対して顔を向けるファサードとなり、地域社会の安全と秩序を守る中心的な存在として、シンボライズする形態となりました。
鉄骨鉄筋コンクリート造 地上5階 地下1階建て 8,080㎡ 1999年4月 完成
富士の霊峰を背に、足柄上郡の平野を縫う様に酒匂川の清流が流れるこの地に、本格的な福祉施設を計画するにあたり、足柄上郡の連なる山々と競い合う高さを強調する建物ではなく、柔らかく、丸身を持った優しい形とし、色彩に関しても、富士の頂きの白さであり、抜ける様な青空に浮かぶ雲の白さであると確信しました。屋根形状に、町の花あじさいの花弁をイメージさせ、ドーム型の丸屋根を採用した。そして、丸屋根を3つ重ねる事により、この施設を中心として、行政と住民が一体となった21世紀へ向けての福祉の町づくりに役立つ施設に成り得る様、設計者としての願いを込めました。
鉄筋コンクリート造 地上3階建て 3,237㎡ 1995年3月 完成
「地域の人々が集い親しめる保健所」をコンセプトとし、八間通りに面して間口一杯の大きなピロティ-を通ってゆったりとエントランスに近づくことができるようにしました。一階のメインホールに面して受付・相談カウンターと個別に受けることができる相談室を配し、又壁面には人々に心のやすらぎを与えるため、悠久の時の流れを表現したガラスモザイク壁面を設けました。地階は専用の駐車場とし、エレベータを設置し各階に大きなロビーや使い易い広い便所を設けるなど、親しみをもって迎えられ使い続けられる施設づくりを意図しました。
鉄筋コンクリート造 地上3階 地下1階建て 3,200㎡ 1991年3月 完成
埼玉県北部に位置する中心的都市である熊谷市の伝統ある宿場町としての姿を、現代のデザイン・技術で再構築し、人々の安全・秩序を守る拠点となると同時に、将来の地域の シンボルとなるよう、格調ある、親しみの持てる庁舎を創造しました。 複雑な機能を持つ施設の動線を単純化するため、中央に吹抜けのエントランスホール及びメイン階段を配置し、その東西に各室を配置しました。吹抜け部には、ステンドグラスを採用し、豊かな空間を創り出し、来庁者に心の安らぎを与えられるよう配慮しました。
鉄骨コンクリート造 4階建て 4,029㎡ 1996年3月 完成
計画地は、JR浜松町駅と竹芝桟橋を結ぶコミュニティー道路の大きな交差点の角地に面しており、公共建築としてのランドマークとなる景観を作り出すことが大変重要な計画条件でした。 そして地域に開かれた建築とするため、アプローチは2層吹抜けの開放的な空間とし、ガラスモザイク壁画・ステンドグラス・坑化石レリーフ等を豊かに使用して、生徒たちへの情操教育に役立てると共に、街に開く美しい場を演出しました。 8階建て校舎の上層階は青いタイル張りとして、海の近さ(未知なる土地へのあこがれ)を表し、下層階は白タイル張りとして、生徒たちの純粋な精神を表す、2層構成のファザートとしました。植栽は、象徴的な樹木としてトウジュロを選び、さらにソテツを加えて、海が近いという予感を増長させる仕掛けとしました。
| | 鉄筋鉄骨 コンクリート造 8階建て 15,792㎡ 1996年4月 完成 |
小中学校の生徒数約35名という母島唯一の学校です。 小笠原島らしい学校とするため、中庭をとり囲む外廊下により各室が結ばれるロの字型の開放的な風通しのよい平面計画としました。 校舎には教室以外に交流室を設け、地域に開放され、島の人々が交流できる開かれた学校を目指しています。 外観は軒の出の多い大きな勾配屋根として、強い太陽光を遮り、島の古くからあり防風林として大切に守られてきたタマナの大木を生かし、亜熱帯特有の地域になじむ形態を採りました。 又、屋根には50kw発電の太陽光パネルを設置し、建物地下には雨水貯水槽を設けて、中水として利用する等、島の自然条件に適合した省エネルギータイプのエコスクールを目指しています。
鉄筋コンクリート造 地上2階建て 2,466㎡ 2005年3月 完成予定
計学校周辺には、広大な場があり、校地にも保存樹木ともなっている巨木が多く存在しています。自然環境に恵まれた敷地であるため、建物のデザインはできるだけ控えめなものとしました。そして、教科内容も農業、園芸、食品化学、醸造、緑地土木等、特徴的なものが多くあり、これらを機能的に配置するため、中庭を取り囲むロの字型のプランとしました。吹抜けの昇降口ホールには、ヨーロッパの本格的な植物をテーマとしたステンドグラスを設け、芸術性豊かな空間を生徒に提供し、情操教育に役立てると共に、学校の特徴を表すシンボルとして位置付けました。
鉄筋鉄骨コンクリート造 4階建て 17,882㎡ 1996年12月 完成
30数年に渡り居住空間として周辺環境に透けこんできた若林寮を建て替えるにあたり、住環境の改善は基より、周辺の住居への影響を著しく変化させる事のないよう、低層3階建て丸屋根の形状としました。 また前面道路幅員が狭いため、境界セットバックに加え、沿道に緑地帯を設け、圧迫感を低減させる計画を行いました。
鉄骨コンクリート造 3階建て 2,279㎡ 2003年5月 完成
下町の住宅街の装いの残る近隣の住宅環境を損なわない様、建物の全体ボリュームに充分な配慮をすると同時に、企業の寮として、室数の制約、パブリックスペースの確保等に重点を置き、人と人のふれあいの多い街並に溶け込む寮の設計に努めました。
鉄筋コンクリート造 地上7階地下1階建 4,150㎡ 1991年3月 完成
亜熱帯の小笠原島の豊かな自然風土に適合した居住性のよい都営住宅を目指して、平面計画は風通しのよい開放的なプランを考えました。
鉄骨コンクリート造 3階建て 506㎡ 2004年3月 完成
東京メトロ南北線の第三期工事の一駅として新設された当駅は、大型の事務所商業施設と隣接しているため、駅利用者と施設利用者の動線計画に留意し、設計を行いました。 鉄筋コンクリート造 8,600㎡ 2000年 完成
神奈川県の西部に位置する鴨宮に、OA機器を主とするロジスティックセンターの設計をするにあたり、空調、温度管理を徹底できる設備を完備し、お客様のニーズに応えられるよう、計画を行いました。
鉄骨造 5階建て 13,078㎡ 2001年10月 完成
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